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全身が透けて見える搭乗検査装置、米10空港に導入

  • 2008年06月12日 22:29 発信地:ニューヨーク/米国
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米国のボルチモア・ワシントン国際空港(Baltimore Washington International Airport)に設置されたミリ波使用の身体透視検査装置の中で全身チェックを受ける乗客(2008年4月28日撮影)。(c)AFP/Paul J. RICHARDS

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【6月12日 AFP】旅客機に搭乗する際の検査用として、衣類の下の体の細部までをも透視できる新型の身体検査機の本格導入が、全米10空港で進んでいる。米運輸保安局(Transportation Security AdministrationTSA)が10日、発表した。

 この装置はガラス張りのブースで、乗客が中に入ると衣類を透過した体の3D映像が現れる。放射されるミリ波で、金属やプラスチック、セラミック、化学物質、爆発物などを探知するという。

 この新型の身体透視装置はすでに4月、アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)の空港で導入済みで、6月中にワシントン(Washington)州の2空港、ニューヨーク(New York)のケネディ空港、ロサンゼルス(Los Angeles)、ダラス(Dallas)、ラスベガス(Las Vega)、マイアミ(Miami)など全米の主要10空港に導入される。

 検査に要するのは数秒間。検査官は別室で画像を見て、搭乗者の危険物持ち込みをより正確に監視することができる。その一方で、検査される搭乗者の顔はぼかされるものの、性器を含む体の細部もはっきりと映し出されると、TSAはウェブサイトで発表している。これに、乗客や人権活動家の間からは、プライバシーが守られないと強い懸念の声があがっている。

 TSAでは同じくサイト上で、顔が分からないことに加え、「画像を印刷、保存、送信することはない」と強調している。TSAのLara Uselding広報担当は、「検査官が画像を見て分析、確認した後はスクリーン上から画像は永久に消去される。検査官が印刷やデータ転送、保存や送信することは不可能だ」という。また、身体透視装置の通過は義務ではなく、搭乗者はこの装置か、検査官が衣服の上から体をたたく検査のどちらかを選べるという。

 TSAでは2008年末までに全米30空港での導入を予定している。欧州ではオランダ・アムステルダム(Amsterdam)のスキポール(Schiphol)国際空港で、同様の透視装置がすでに使用されている。(c)AFP

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