【5月6日 AFP】(一部訂正)米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)のジェリー・ヤン(Jerry Yang)最高経営責任者(CEO)は6日、英経済誌フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)のインタビューに応じ、米ソフトウェア大手マイクロソフト(Microsoft)との交渉再開を拒否するつもりはないと述べた。

 インタビューで買収提案の決裂について手腕を問われたヤン氏は、「私たちとしては交渉を行う考えだったが、彼らが身を引いてしまった」と説明し、マイクロソフトとの交渉を再開する用意があると述べた。

「私たちは、ヤフーの買収方法を提示した。あちらが希望するならば、対話を継続する用意はある」(ヤンCEO)

 ヤフーの株価は5日終値で前週末より約15%下落したものの、マイクロソフトが買収提案した2月1日との比較では依然5ドル高く、多くの市場関係者が買収交渉がまだ終わっていないと考えていることを示唆している。

 米調査会社IDCのアナリストKarsten Weide氏は、マイクロソフトのヤフー買収作戦は、「まだ終わっていないとみている」と述べる。

「実際は、マイクロソフトがヤフーに対して手の内を探るために仕掛けたということ。今は、マイクロソフトが鼻歌を歌う番だろう」(Weide氏)

 ヤフーは7月3日に株主総会を開催予定だが、不満を持つ投資家からの厳しい非難が予想される。(c)AFP