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食料価格上昇でアジア不安定化も、額賀財務相が警告 ADB総会

  • 2008年05月05日 02:42 発信地:マドリード/スペイン
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バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)の市場で売られているコメ(2008年4月30日撮影)。(c)AFP/Farjana Khan GODHULY

【5月5日 AFP】スペインのマドリード(Madrid)で開催中のアジア開発銀行(Asian Development BankADB)年次総会で、額賀福志郎(Fukushiro Nukaga)財務相は4日、主食品の価格高騰はアジア地域で社会不安を招く可能性があると警告した。

 コメの価格は過去1年で3倍と、特に高騰しているが、額賀財務相は最近のコメの価格高騰が、特にアジアの国々で大打撃を与えるとの見通しを示し、都市部に住む貧しい人々も含め最貧困層に最も影響を及ぼすと指摘した。

 また、生活水準や栄養状態にも悪影響を及ぼし、そのような状況は社会不信や社会不安を引き起こす可能性があることから、最貧困層のニーズに直ちに対応できる安全策の必要性を訴えた。

 取引指標となるタイ産のコメの価格は現在1トン当たり約1000ドル(約10万円)で、前年日本でADB年次総会が開催された時から約3倍に跳ね上がっている。

 また、世界規模で見ても食料価格は3年間で約2倍に上昇している。前月にはエジプトやハイチで食料価格の高騰をめぐり暴動が発生、ほかの国でも抗議デモが起こり、またブラジル、ベトナム、インド、エジプトでは食料品の輸出規制を行っている。

 額賀財務相は、食料品の輸出規制はさらなる価格高騰を招くとする一方、価格上昇に対応するための貧困層への補助金は、各国の財政にとって巨額の負担となる可能性があると警告した。(c)AFP
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