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英、大規模製油所でスト、パイプライン一時閉鎖へ

  • 2008年04月27日 19:45 発信地:ロンドン/英国
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英エディンバラ(Edinburgh)近くのグランジマス(Grangemouth)製油所の入り口ゲート付近でプラカードを掲げるスト中の労働者(2008年4月27日撮影)。(c)AFP/Ed Jones

【4月27日 AFP】英スコットランドのエディンバラ(Edinburgh)西部にあるグランジマス(Grangemouth)製油所で27日、労働者1200人が年金をめぐり2日間のストライキに突入した。これを受け、英石油大手BPは、同製油所から電源供給を受けている北海油田のフォーティーズ・パイプライン(Forties Pipeline)を停止すると発表した。

 ストライキは27日午前6時(日本時間午後2時)に開始。英BPは、午前6時ごろパイプラインを閉鎖したと発表した。フォーティーズ・パイプラインは日量70万バレルを送油し、英国の石油・ガスの約4割、さらに国際市場へも原油を供給している。

 また、グランジマス製油所は、スコットランドや北アイルランド、イングランド北部へ石油を供給しており、スコットランドを中心に燃料不足が懸念されている。
 
 スコットランド政府は、工業活動を停止させないために欧州各地の港からタンカーで石油を輸送中であると発表した。

 今回のストについて労働組合「Unite」のMark Lyons広報は27日、ストライキは製油所を運営会社イネオス(INEOS)に責任があると述べた。

 Lyons氏は、英スカイ・ニュース(Sky News)に対し、「年金制度が争点となっている。(ストは)非常に不本意だが、イネオスのせいで実施せざるを得なかった」と述べた。一方で、Uniteの広報は以前に「解決にむけた交渉には、いつでも準備ができている」と述べており、交渉の可能性も残されている。

 これに対し、製油所側は、ストライキを「不必要なもの」と一蹴した上で、交渉のための時間は十分にあったことを指摘。労組側は柔軟な対応をすべきだと非難した。

  英国の海上原油・ガス生産の業界団体Oil and Gas UKは、パイプラインの一時閉鎖は一日当たり5000万ポンド(約104億円)の経済損失をもたらすとして、政府に仲裁を要求している。

  これに対し、英政府は消費者が買い占めに走らない限り、燃料は十分にあると主張している。しかし、スコットランドではすでに在庫がなくなった給油所もあり、また、買い占めを抑制するため販売量の制限や値上げを実施する給油所も出ている。

  スコットランド政府は27日、ディーゼル燃料を主とする約6万5000トンが、オランダのロッテルダム(Rotterdam)やアムステルダム(Amsterdam)、スウェーデンのイエーテボリ(Gothenburg)など欧州の各港から輸送中であると発表した。

 英国でストによって製油所が閉鎖したのは過去70年以上で初めて。(c)AFP/Robin Millard

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