2008年3月27日、ニューヨーク(New York)のクーパー・ユニオン(Cooper Union)大学で演説する、米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY
【3月28日 AFP】米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)両上院議員が、今回の選挙戦で最大の争点となっている米経済問題をめぐり、それぞれ政策を打ち出した。
■投資家優先の政策で経済にゆがみ-オバマ氏
オバマ氏は、ニューヨーク(New York)で米国旗を背景とした「大統領スタイル」で演説に臨み、「ゆがんだ」米金融システムの改革を言明。「米金融体制に生じたゆがみがバブルを生んだ。一般消費者より投資家を優遇した結果、両者を苦しめることになった」と述べた。
また、300億ドル(約3兆円)の追加景気刺激策と、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題で苦しむ人々の追加救済策を訴えた。
■米国にも「失われた十年」が訪れる危険-クリントン氏
一方のクリントン氏は同日、米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)とのインタビューで、米国が「日本のバブル崩壊後のような状況に陥る可能性もある」と警告。「経済活動が多様化する中、金融政策だけでは問題を解決できない」ことは、日本が証明しているとの見方を示した。
また、マケイン氏について、経済の専門知識に乏しく大統領として経済危機に緊急対応できないと弱点を攻撃した。クリントン氏はオバマ氏に対しても、安全保障問題で同様の攻撃を行っている。
クリントン陣営はさらに、オバマ氏が同日発表した追加景気刺激策について、クリントン氏の経済政策をまねたものだと非難した。(c)AFP/Luis Torres de la Llosa





