
【3月21日 AFP】スイスの金融大手クレディ・スイス(Credit Suisse、CS)は20日、前月に発表していた2007年通期の純利益を85億5000万スイスフラン(約8400億円)から77億6000万フラン(約7600億円)に下方修正すると発表した。また、同社の少数のトレーダーが「意図的な不正行為」を行い、米サブプライムローン(信用度の低い個人向け融資)の影響と合わせ、第1四半期が赤字に転落するとの見方を示した。
この事態は欧州内の各銀行に影響を与えるとみられており、20日のCSの株価も、一時46.10スイスフランまで落ち込み、前日比6.4%安の48.50スイスフランで引けた。
また、CSは一部資産の評価段階で過失があったことを明らかにし、その原因として「少数のトレーダーによる意図的な不正行為」があったとした。このトレーダーらは、停職や解雇処分になったという。
一方、関係筋は今回の事態を、仏銀行大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)の巨額不正取引事件と同一視すべきでないと語った。ソジェンは今年1月、トレーダーの不正取引によって49億ユーロ(約7600億円)の損失を計上している。
また、この関係筋は、今回問題となっているトレーダーらは、CSを欺いたり、自己の利益を得ようとする意図は持っていなかったとみられていると語った。(c)AFP/Andre LEHMANN
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