【2月28日 AFP】公正取引委員会は28日、任天堂(Nintendo)の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS(Nintendo DS)」と「ニンテンドーDS Lite(Nintendo DS Lite)」の液晶パネルをめぐって価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、「シャープ(Sharp)」と日立製作所(Hitachi)の子会社「日立ディスプレイズ(Hitachi Displays)」を独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査した。

 シャープ広報は公取委の立ち入り検査を認めた上で、「詳細は確認中」と発表した。公取委からはこれまでのところ声明は出ていない。

 一方の任天堂は、DSとDS Liteの液晶パネルの発注先が両社のみであることを確認した。ただし、「報じられているような疑いについては認識していない」と述べ、両社の価格カルテルの疑いについて公取委に不服申し立てを行うかは不明としている。(c)AFP