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アジア市場、航空業界を救うか?

  • 2008年02月19日 18:31 発信地:シンガポール
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2008年2月18日、「シンガポールエアショー(Singapore Airshow)」の一環として行われた会議で演説する国際航空運送協会(International Air Transport Association、IATA)のジョバンニ・ビジニャーニ(Giovanni Bisignani)事務局長。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN

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【2月19日 AFP】世界の航空業界は債務、燃料高、米国の景気後退などを背景に厳しい見通しとなっているものの、アジアが一条の光となるかもしれない。

 アジア最大のエアショー「シンガポールエアショー(Singapore Airshow)」の開幕を翌日に控えた18日、ショーの一環として会議が開かれた。国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)のジョバンニ・ビジニャーニ(Giovanni Bisignani)事務局長は「厳しい時期は続くだろう。航空会社は集中治療から抜け出せるかもしれないが、業界はまだ病気だ」と述べた。航空会社には1900億ドル(約20兆5000億円)の債務があり、原油価格の高騰で燃料費が営業経費の30%を占めているという。

 航空業界の収益循環は2006年にすでにピークを迎えたが、急激に成長する中国やインド市場のおかげで、アジアの航空業界が健闘しそうだとビジニャーニ氏は指摘する。ただ、中東との競争は免れないという。

 アジアは世界有数の航空会社と最新の空港施設を有しているが、中東は空港その他の設備に380億ドル(約4兆1000億円)を投じているという。

「ドバイ(Dubai)だけを見ても、3500万人近くの利用者があり、(シンガポールの国際空港)チャンギ(Changi)と同程度の利用規模だ」と同氏は指摘する。

 ドバイはチャンギを37%上回る159路線を有している上、新たに年間1億2000万人が利用するジェベルアリ空港(Jebel Ali airport)も建設中だ。

 一方、アジア太平洋航空協会(Association of Asia-Pacific AirlinesAAPA)のアンドリュー・ハードマン(Andrew Herdman)会長によると、アジア太平洋の航空会社は世界の乗客の25%、貨物の40%を運んでいるという。さらに、「アジアの成長率は世界平均をやや上回る可能性があるため、今後も市場シェアは伸びる続けるとみている」と付け加えた。

 アジアでは2008年、新たに航空機427機が就航して運搬能力が8.8%増加し、2009年にはさらに450機が就航する見通しだが、需要の伸びはこれを下回る6.4%とみられている。(c)AFP/Martin Abbugao

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