【2月16日 AFP】パナマの首都パナマ市(Panama City)で15日、労働条件の向上を求める建設作業員のデモ隊と機動隊が衝突、警察当局によると数十人が負傷、数百人が拘束された。

 こん棒やバールを振り回し投石する作業員に対し、機動隊は催涙弾とゴム弾で対抗。市内数か所が通行止めとなった。

 このデモは同国の建設作業員が作る労働組合の呼び掛けで1週間にわたり全国で行われているもので、12日には同組合の委員長が警官に撃たれて死亡。デモ参加者は、前年に殺害された同組織の指導者2人の事件とともに真相解明を求めている。

 同国では前年、建設現場で25人が亡くなった。(c)AFP