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事業国有化進めるチャベス大統領、欧米企業への対決姿勢強める

  • 2008年02月12日 02:16 発信地:カラカス/ベネズエラ
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米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のガソリンスタンドで撮影された石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)のロゴ(2006年4月12日撮影)。(c)AFP/Karen BLEIER

【2月11日 AFP】(2月12日 一部更新、写真追加)ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は10日、米石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)との訴えに基づいて国営ベネズエラ石油(PDVSA)の海外資産の差し押さえが実行されれば、米国への原油輸出の停止も辞さない考えを明らかにした。

 同大統領は、自身の定例ラジオ・テレビ番組『こんにちは大統領』で、エクソンモービルを「盗賊」と呼び、「こうした帝国主義の盗人、企業犯罪者どもに、わが国の搾取は許さない。彼らはイラクの侵略を支持し、今なお続くイラクでの虐殺を支持している」と強く批判。油田国有化政策をめぐる同社との係争について「経済戦争の氷山の一角」と述べ、「わが国での略奪は許さない」と対決姿勢をあらわにした。

 エクソンモービルは、チャベス大統領が進める油田国有化に伴い損害を受けたとして、PDVSAを相手取って総額120億ドル(約1兆2800億円)相当の同社海外資産の差し押さえを求める訴訟を起こしていたが、前週7日、英ロンドンとオランダの裁判所がエクソン側の訴えを認めた。

 米ニューヨークの裁判所も、米国内の3億ドル(約320億円)相当のPDVSA資産の差し押さえを命じている。これに対しベネズエラのラファエル・ラミレス(Rafael Ramirez)エネルギー・石油相は8日、これまでにPDVSAの海外資産が凍結された事実は確認していないと述べていた。

 ベネズエラは輸出収入の90%を原油に頼っており、米国にとっては第4位の原油輸入先国となっている。

 チャベス大統領はまた、同番組内でベネズエラ国内に工場を持つスイス食品大手ネスレ(Nestle)とイタリア食品大手パルマラット(Parmalat)についても触れ、「2社が国内の牛乳を独占し、国営の乳製品工場が設立できないのは理にかなわない」として、両社の国内工場を収用する可能性を示唆した。(c)AFP
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