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ECBのトリシェ総裁、ユーロ圏の経済成長の不透明さ強調 

  • 2008年02月08日 05:41 発信地:フランクフルト/ドイツ
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スイス・ダボス(Davos)で開催された世界経済フォーラム(World Economic Forum、ダボス会議)の年次総会に出席した、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)のジャンクロード・トリシェ(Jean-Claude Trichet)総裁(2008年1月24日撮影)。(c)AFP/PIERRE VERDY

【2月8日 AFP】欧州中央銀行(European Central BankECB)のジャンクロード・トリシェ(Jean-Claude Trichet)総裁は7日、ユーロ圏の経済成長見通しについて不透明さが「非常に高い」との見解を示した。これを受けて、ECBが利下げに踏み切るとの観測も強まっている。

 トリシェ総裁は、主要政策金利の据え置きを決定したECBの政策理事会後の記者会見で、経済見通しの不透明さの高さとともに、経済成長の下振れリスクが増していることも指摘した。

 トリシェ総裁は、ECBが判断するユーロ圏15か国の成長率は「潜在的成長率(2%)に近いと言えるが、恐らくその下限にあたるところだろう」との考えを示した。また、個人的には同意できないと強調しながらも、今年の成長率を1.8%程度だとする予測が多くみられることにも言及した。

 トリシェ総裁は、政策理事会では利上げや利下げを求める意見は出ず、全会一致で据え置きが決まったとしているが、ECBの姿勢は、インフレ抑制を強く打ち出し同じく据え置きを決定した前回よりトーンダウンしているといえる。

 トリシェ総裁は、中長期的なインフレ期待の抑制が最優先事項だとしているが、専門家の多くは、1月現在で3.2%を記録しているユーロ圏のインフレ率が下落傾向に向かえば、ECBは2、3か月内に利下げに踏み切るとみている。ECBは、インフレ率の目標を2%未満に置いている。(c)AFP/William Ickes

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