関連情報ソジェン巨額損失事件
2008年1月24日、仏銀大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)のパリ(Paris)市内の支店に入る男性。(c)AFP/JACQUES DEMARTHON
【1月25日 AFP】仏銀大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)で24日、1人のトレーダーの不正取引により49億ユーロ(約7600億円)の巨額損失が発生した事件では、「プレイン・バニラ」と呼ばれる単純な取引手法が行われていたことが分かった。
ソジェンによると、不正取引を行ったトレーダーはジェローム・ケルビエル(Jerome Kerviel)氏(31)。株式先物取引での損失隠しで同行に巨額の損失を与えた。
同行は「欧州株式市場で『プレイン・バニラ』を担当していた1人のトレーダーが、2007年から2008年にかけて、与えられた権限を越える巨額取引の指示を不正に出していた」と説明した。
「プレイン・バニラ」とは最も基本的な先物取引を指す業界用語で、バニラがアイスクリームの基本フレーバーであることに由来する。この取引では価格と期間が固定された株式などの商品が売買される。これに対し、さまざまな条件がつく複雑な取引は「エキゾチック・オプション」と呼ばれている。
株式、債券、商品市場での金融派生商品(デリバティブ取引)は損失のリスクが大きいが1980年代から急成長し、現在は国際金融市場で大量の取引が行われている。
業界内では、ソジェンが巨額の不正取引に気づかなかった理由に疑問が投げかけられている。一方、同行は監督責任を果たしていなかったとして幹部数名を解雇したと発表したが、企業買収の標的となる可能性も浮上している。(c)AFP/Jean-Louis Doublet



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