2008年1月15日、米ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)で開催中の北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)に設けられた日産自動車(Nissan Motor)のロゴ。(c)AFP/Geoff Robins
【1月18日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)は、世界市場のシェアをめぐる中国自動車メーカーとの長期戦に向け、着実に準備を進めているようだ。
米ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)で13日に開幕した北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)の場でAFPのインタビューに応じた同社のカルロス・タバレス(Carlos Tavares)副社長は、「成熟市場に参入した中国に苦しめられるときを手をこまねいて待っているわけではない。戦略と攻撃姿勢を固めているところだ」と語った。
戦略には、新興市場への参入、新たな提携関係の構築、燃費向上実現に向けた実際的アプローチ、全車種の価格見直しなどが含まれる。
中国の自動車メーカーは今のところ、急増する国内需要への対応に追われて海外市場への本格参入を果たせずにいるが、いずれこれを実現することは間違いない。
世界の自動車市場が細分化・多様化し続ける中、日産は新たな国や地域への製品提供を計画している。日本でのシェアを拡大した同社は、欧州や米国でも過去最高の売り上げ達成を見込んでいる。しかし最大の成長機会が期待できるのは、中国、ロシア、インド、ブラジルなどの新興市場だ。
「成熟しきった市場でのシェアが平均に満たない場合、その拡大は、新興市場で成長するよりずっと難しい。よって、(各市場に)資金をどのように配分するかが、重要な戦略的決定の1つとなるだろう」とタバレス氏は語り、その両市場での成功を「グローバルな製品を作ること」で実現すると意気込んだ。
さらにタバレス氏は、真にグローバルな製品を生む鍵は、それぞれの製品をその製品にふさわしい顧客基盤に合わせてデザインすることにあるとも指摘した。その製品に十分な魅力があり、1つの市場で成功を収めることができれば、その魅力はどの市場でも通用するのだという。(c)AFP