【12月29日 AFP】外貨準備でドル離れが世界的に進んでいる。国際通貨基金(International Monetary FundIMF)の28日の発表によると、2007年第3四半期の各国の外貨準備高におけるドルの比率は63.8%で、前期比1.2%、前年同期比2.7%減少した。

 代わって上昇したのは欧州連合(EU)加盟13か国が導入しているユーロで、07年第3四半期は前期比0.9%、前年同期比2.0%増の26.4%だった。

 新興経済国の一部では、商品市場の高騰と堅調な輸出を背景に外貨準備高が急拡大しており、最近のドル安懸念から外貨準備を他通貨に分散する動きが出ている。(c)AFP