【12月13日 AFP】ホテル70軒、カジノ32軒、テーマパーク5つを含む巨大なリゾート地をスペインの砂漠地帯に建設することが12日、決定した。

 暫定的に「グラン・スカラ(Gran Scala)」と名付けられたこのリゾート地は、スペイン北部アラゴン(Aragon)州サラゴサ(Zaragoza)近郊のLos Monegrosの砂漠地帯に建設される。同州のJose Angel Biel氏は、「アラゴン州政府は、ILDInternational Leisure Development)と契約を締結した。長年、荒れ地となっていた同地の再生を期待している」と語った。

 2025ヘクタールの総面積を誇る同リゾート地の建設では、6万5000人が工事を担当し、3段階に分けて行われる。2008年から始まる第1段階では、2年をかけて3つのテーマパークと複数のカジノが建設され、第2段階では4つめのテーマパークとそのほかのカジノ、そして第3段階は2023年に完了する。

 建設地は16の区画に分けられ、時代・地域別にそのときどきの歴史を象徴する建物が建てられ、そこにホテル、カジノ、テーマパークに加え、博物館なども入る。そのほかにも、会議施設、ゴルフコース、競馬場、コンサートホールなどの設備も計画されている。約170億ユーロ(約2兆8000億円)を投じる開発者らは、2015年から年間2500万人の来場者を見込んでおり、その8割が海外からの観光客になるとしている。(c)AFP