【11月19日 AFP】(一部更新、写真追加)フランスでは18日、国鉄(SNCF)のストが6日目に突入した。利用者にとっては不便な日々が続いているが、労働組合側は年金制度改革をめぐりストライキを24時間延長することで合意した。
 
 一方、同日パリ(Paris)では、国鉄のストに抗議する数千人規模のデモ行進が行われた。

 13日からストに突入した7つの労働組合のうち6組合は、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の嘆願にも応じることなくスト延長に合意。この決定により、フランス国鉄のストは、教師や病院関係者などの公務員がスト突入を予定している20日まで続く見通しとなった。

 ただし、労組は政府代表およびフランス国鉄の経営サイドとの交渉を21日午後に予定しているという。一方、政府はまずストを解除してからでなければ交渉には参加しない構えをみせている。(c)AFP/Hugh Schofield