2007年11月2日、フランクフルト証券取引所の前に立つハンブルク(Hamburg)港を管理するHHLAグループのKlaus-Dieter Peters社長。(c)AFP/DDP/MARTIN OESER
【11月3日 AFP】ドイツのハンブルク(Hamburg)港を運営する欧州第2位の港湾運営会社Hamburger Hafen und Logistik(HHLA)グループが2日、フランクフルト証券取引所(Frankfurt Stock Exchange)に上場した。上場初日に公募価格53ユーロ(約8800円)を16.8%上回る61.95ユーロ(約1万円)の値を付けた。
資金調達額は11億7000万ユーロ(約1950億円)で、20億ユーロ(約3300億円)を調達したエンジンメーカーTognumに次ぐ、ドイツで今年2番目に大きい新規株式公開案件となった。調達した資金はコンテナターミナルなどの設備改善に充てられる。
約4200人の港湾労働者を擁するハンブルク港はロッテルダム(Rotterdam)に次ぐ欧州第2位、世界でも上位10位に入る湾港。港を管理するハンブルク市当局は当初株式公開に消極的だったが、世界の海運業界が活況を呈する中、125年前に建設された港湾施設を更新する必要に迫られHHLA株の30%を公開した。HHLAは2015年をめどに約30億ユーロ(約5000億円)を投じコンテナ輸送や陸上輸送施設の整備、物州施設、港湾施設の整備を行う。
経済成長に伴い原材料輸入を増やしている中国の影響などで海運輸送量は増えており、現在全世界の物流の4分の3を海運が占めている。輸出主導型経済のドイツにおける主要湾港であるハンブルク港は、中国、東欧、バルト諸国を結ぶコンテナ輸送の中継地でもあることから国際貿易拡大の恩恵を受けている。(c)AFP/Laure Fillon