アラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)で建設中の世界最高層ビル「ブルジュ・ドバイ(Burj Dubai)」(2007年7月21日提供)。(c)AFP
【11月2日 AFP】(11月9日一部修正)アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で、世界最高層ビル「ブルジュ・ドバイ(Burj Dubai)」などの建設現場で働く出稼ぎ作業員らが待遇改善を求めてストライキを行っていた問題で、当局は1日、スト終結に向けた合意が成ったと発表した。国営・首長国通信(WAM)が伝えた。
インド人を中心とする出稼ぎ作業員ら約4500人は、賃上げと待遇改善を求めて前週からストに突入、出勤を拒否して滞在先の簡易宿泊施設に立てこもっていた。同国ではストライキは労働者の権利として認められておらず、違法行為となるため、当局がスト参加者らを国外退去させる可能性が報道されていた。
WAMによると、労働省とドバイ警察の高官、インド領事が建設現場を訪れた結果、作業員たちは2日から職場に戻ることで合意した。労働省が賃金や送迎、宿泊といった問題への対処を約束したほか、警察側も労働現場の環境を調査し、保険や安全確保などの面で政府の基準を満たさない雇用主を訴追する方針を示したという。
建設ラッシュが続くUAEでは、現在インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジアを中心に約70万人の出稼ぎ作業員が働いているとみられるが、国際人権団体が労働環境の劣悪さを指摘している。
ブルジュ・ドバイは、UAEのアラブテック(Arabtec)、韓国のサムスン(Samsung)、ベルギーのビーシックス(Besix)の共同事業体により建設が進められており、今年6月に高さが512メートルに達し、世界最高層ビルとなった。(c)AFP




