【10月25日 AFP】千葉の幕張メッセ(Makuhari Messe)で26日に開幕する(一般公開は27日から)第40回東京モーターショー(Tokyo Motor Show)2007で、日立製作所(Hitachi)は新開発した「ハンドル一体型指静脈認証装置」を出展する。

 同装置は車のハンドルに取り付けられ、指の静脈を読み取って運転者を認証する。またエンジンやカーオーディオ、ナビゲーション・システムなどの起動スイッチの役割も兼ねる。

 同社センサー開発部門の担当者によると、それぞれの指に機能を設定することもでき、例えば、装置に指を置くと認証が終了し、再度指を置き直すとエンジンが起動するといった具合だ。進行方向から目をそらさずに指でスイッチ操作できるという。

 装置の実用化については未定だが、同社では3、4年以内の導入を目指したいとしている。(c)AFP