2007年10月24日、イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)で売りに出された住宅。(c)AFP/Getty Images/Scott Olson
【10月25日 AFP】全米リアルター協会(National Association of Realtors、NAR)が24日に発表した報告によると、9月の米国の中古住宅販売戸数(季節調整済み)は予想を上回る前月比8%減の504万戸で、1998年1月以来の低水準となった。前年同月比では19.1%減少した。
過去数十年で最悪規模の住宅販売不況が一層拡大した格好だ。販売落ち込みは北東部で10%と最も大きく、西部、中西部、南部と続く。
アナリストの間では、この報告を一因に、米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)が31日に開く連邦公開市場委員会で、今年2度目となるフェデラル・ファンド(FF)金利の引き下げを実施するとの見方もある。エコノミストらも、住宅不況が米経済成長の失速につながる可能性を指摘している。
全米各地の都市では、過去1年間で住宅価格が下落し、多数の住宅ローン会社が廃業に追い込まれた。また、住宅ローン最大手、カントリーワイド・ファイナンシャル(Countrywide Financial)は23日、住宅差し押さえ回避のため数万人の顧客に対し、総額160億ドル(約1兆8200億円)の新たな住宅融資を提供すると発表した。
一方、米証券大手メリルリンチ(Merrill Lynch)が24日発表した第3四半期決算は、低所得者向け(サブプライム)住宅ローンを中心とする評価損79億ドル(約9000億円)を計上した結果、2001年以来初の赤字に転落した。(c)AFP/Justin Cole


