2007年10月21日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)の国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)本部で記者の質問に答えるロドリゴ・デ・ラト(Rodrigo de Rato)IMF専務理事。(c)AFP/SAUL LOEB
【10月23日 AFP】国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)のロドリゴ・デ・ラト(Rodrigo de Rato)専務理事は22日、ドル資産の信用低下に伴い、ドルが「急落する」恐れがあると警告した。
最終日を迎えた世界銀行(World Bank)と国際通貨基金の年次総会で、ラト専務理事は「ドル資産に対する信用低下により、ドルが急落する恐れがある。あるいは逆にドル急落が、ドル資産の信用低下の引き金となる恐れもある」と語った。
ラト専務理事は、欧州に対しユーロ高騰の緩和策を取るよう提案。「ユーロ圏をはじめ変動為替相場を導入している国では、為替レートが上昇すると、経済成長に支障をきたす恐れがある。そのような状況で保護貿易策を取れば、さらなる悪化の原因となる」と指摘した。
ラト専務理事はまた、「住宅市場の低迷と、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響について、すべてを把握できているわけではない。金融市場の混乱と、住宅価格の下落がさらに続けば、世界経済の低迷につながる恐れがある」と警戒を呼びかけた。(c)AFP/Veronica Smith




