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中国共産党大会開幕、環境重視の経済発展を提唱へ

  • 2007年10月15日 11:43 発信地:北京/中国
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2007年10月6日、北京(Beijing)のショッピング街。(c)AFP/TEH ENG KOON

【10月15日 AFP】5年に1度の中国共産党(Communist Party)全国代表大会(党大会)が15日、開幕した。第17回となる今大会では、環境と格差是正に重点を置いた経済発展を目指し、憲法にあたる党規約を改正する。

 李東生(Li Dongsheng)報道官が14日に記者団に語ったところによると、今回の党大会で改正される党規約には、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席が打ち出した指導理念「科学的発展観」が盛り込まれる。同理念の下、中国の過去30年の経済成長に伴い生じた不均衡の是正を目指す。

 党の公式サイトでは、「科学的発展」について、「中国が安価な労働力、天然資源に過度に依存する状況を変える」ことだと説明。科学と技術の発展に一層力を入れる一方で、労働者の教養を高め、「量とスピードのみを重視するのではなく、質の高さと省エネルギーを重視する」形の発展を目標とする姿勢を打ち出している。
 
 胡主席の理念が党規約に盛り込まれるのは、5年前に江沢民(Jiang Zemin)氏の後を継いだ同氏が、権力基盤を固めたことを示すものと受け止められている。

 同国では多数の貧困が解消され、都市は急ピッチで近代化が進む一方で、環境には大きなつけを残す形となった。貧富の差の拡大や汚職は、国内で社会不安を増大させる要因となっている。

■中国の経済情勢

政策: 党規約は、マルクス・レーニン主義に基づく「中国式の社会主義に則った」国家を目指すと定めている。しかし2006年6月末現在の民間企業は520万社、雇用者数は6390万人に上り、中国共産党員の7300万人に迫っている。

経済規模: 2006年の国内総生産(GDP)は11.1%増の21兆1000億人民元(約330兆円)に上り、米国、日本、ドイツに次ぐ世界第4位の規模となった。2007年上半期も、各種抑制策にもかかわらず11.5%と高成長を見せている。

株式: 上海株式市場(Shanghai Stock Exchange)は2006年に130%上昇、2007年はさらに120%の上昇を記録している。

貿易: 生産性の高さと人件費の低さ、通貨元(Yuan)の安さから、中国は「世界の工場」となった。近年急拡大する貿易黒字は、2007年1-9月期で1857億ドル(約22兆円)に到達、過去最高を記録した2006年の1774億7000万ドル(約21兆円)をすでに上回った。

外貨準備高:9月末現在の外貨準備高は1兆4300億ドル(168兆円)を突破、2006年初頭以来、世界最高となっている。

貧富の格差:中国都市部居住者の2006年の平均年収は、地方居住者の3.28倍となり、2004年の3.21倍からさらに格差が広がった。(c)AFP
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