【10月9日 AFP】イタリアの二輪大手ピアジオ(Piaggio)は9日、ベトナムに第1号となる工場を建設し、同社の代表的なスクーター「ベスパ(Vespa)」の生産を開始すると発表した。

 同社のアジア進出拡大戦略の一環で、3000万ドル(約35億円)を投資する。首都ハノイ(Hanoi)に近い北部のビン・フック(Vinh Phuc)省の建設用地では同日、くわ入れ式が行われた。2009年に最初の現地生産ベスパを市場に送り込む計画で、年間5万台の生産を目指す。

 8400万人の人口を抱えるベトナムでは、オートバイは最も一般的な交通手段で、現在1800万台以上が登録されている。さらに登録台数は年間で200万台以上の伸びを示している。 (c)AFP