アムステルダムのABNアムロ(ABN Amro)本社で行われた記者会見で握手する同社のライクマン・グローニンク(Rijkman Groenink)最高経営責任者(CEO、右)とバークレイズ銀行(Barclays Bank)のジョン・バーリー(John Varley)CEO(2007年4月23日撮影)。(c)AFP/MARCEL ANTONISSE
【10月6日 AFP】オランダ金融大手ABNアムロ(ABN Amro)の買収について英銀行バークレイズ(Barclays)は5日、買収提案の撤回を発表した。これにより、バークレイズと共に買収争奪戦を繰り広げていた英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of Scotland、RBS)主導のコンソーシアム(企業連合)がABNアムロを買収する可能性が高まった。
バークレイズは株式交換による約880億ドル(約10兆円)の買収を提案、一方のコンソーシアム側は対抗案として、主に現金1000億ドル(約11兆7000億円)の買収を提案していた。
同コンソーシアムを形成するのは、RBSのほかにベルギー・オランダ資本のフォルティス(Fortis)とスペインのバンコ・サンタンデール(Banco Santander)の2行。
バークレイズは声明で、今回の買収提案について、ABNアムロの株主から十分な支持を得られなかったとし、また提案に関する条件がすべて整わなかったことを認め、「結果として買収提案を即時撤回することになった」と明らかにした。
一方でABNアムロのライクマン・グローニンク(Rijkman Groenink)最高経営責任者(CEO)はどちらの買収提案も支持しておらず、前月、バークレイズの買収額は低すぎるとし、またコンソーシアム側の提案はABNアムロを解体するものとして批判している。(c)AFP



