2007年9月20日、都内で記者会見する英銀行大手HSBCのスティーブン・グリーン(Stephen Green)会長。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【9月21日 AFP】英銀行大手HSBCのスティーブン・グリーン(Stephen Green)会長は20日、都内で記者会見し、日本での事業戦略について、「成長戦略には買収は必要なく、内部成長を中心に考えている」と述べ、買収ではなく、富裕層を対象とする個人向け金融業務を中心に展開していく方針を明らかにした。
HSBCはすでに、法人金融サービスを中心に日本市場に参入しているが、2008年1月をめどに個人向け金融業務に参入し、拡大傾向にある年配顧客の個々のニーズに対応することを目指している。また中長期的には全国に25-35店舗の開設を目指しており、グリーン会長は、日本での事業参入を「短距離走というよりむしろ旅」となぞらえた。
HSBCはまた、富裕層の邦銀からの乗り換えを狙うとともに、日本でネットワークを拡大している米金融大手シティグループ(Citigroup)との競合も目指しており、東京、大阪をはじめとする主要都市で順次店舗を開設し、同社が「マス富裕層」と位置づける、金融資産1000万円以上、1億円以下の個人を対象にサービスを提供する計画だ。「マス富裕層」は推計630万人とされている。(c)AFP

