2007年8月15日、朝のラッシュ時に乗用車、タクシー、トラックで混み合う米ニューヨーク(New York)市マンハッタン(Manhattan)。(c)AFP
【9月5日 AFP】ニューヨーク(New York)のタクシー運転手らは4日、市が導入を検討しているタクシーへのGPS(全地球測位システム)端末搭載に抗議するため、5日午前5時から48時間のストライキを実施すると発表した。
ニューヨークの市内交通は悪評高いが、市側がGPS導入計画を撤回しない限り、スト中は一層の混乱が予想される。
タクシー運転手らは、タクシーの位置を把握するとともに乗客のクレジットカード払いを可能にする、市タクシー・リムジン委員会(Taxi and Limousine Commission、TLC)によるGPS端末の搭載義務付け計画に抗議する。
ニューヨーク市タクシー運転手連盟(Taxi Workers’ Alliance)のBhairavi Desai代表は「システムの導入で、ドライバーは年間約1200ドル(約14万円)の支出を強いられる。すでに多くのドライバーが1日12時間、週7日も労働しているのに、給料の無駄遣いだ」と、ペンシルベニア駅(Pennsylvania Station)の外で行われた記者会見で怒りをあらわにした。
記者会見が行われたのは、黄色いタクシーがニューヨーク7番街を疾走し、縁石脇で待つ乗客を奪い合う光景を、市外からの訪問客が目にする場所だ。
市側は登録されている1万3000台のタクシーの位置を把握し、利用者サービス向上のためクレジットカードでの支払いを可能にしたい意向だ。
マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は、スト中にも最低限のサービスを提供するため、1度に輸送できる客の人数を制限するルールの一時的解除や、通常より多い交通警官を配備するなどの措置を実施するという。(c)AFP