2007年8月16日、米玩具大手マテル(Mattel)がリコールした中国製バービー人形のセットを依然販売する中国・北京のデパート。(c)AFP/Peter PARKS
【9月5日 AFP】米玩具大手マテル(Mattel)は4日、3度目となる中国製玩具の大規模自主回収を開始したと発表した。回収対象となるのは、塗料に基準値を上回る鉛が含まれていたバービー(Barbie)の関連製品など84万4000個に上る。
同社は、中国企業に生産委託した玩具を社内調査した結果、表面の黄色、茶色、オレンジ色の塗装に基準値を上回る鉛が使用されていることが判明したと発表。国内で52万2000個、国外で32万2000個、全世界で11種の中国製玩具を回収するという。
対象となるのは、同社製のバービー人形関連製品や子会社フィッシャー・プライス(Fisher-Price)製のおもちゃの電車と幼児向け楽器など。回収対象玩具の購入者には、購入代金を返金するとしている。なお、バービー人形自体は、回収対象ではない。
同社は8月、塗料に基準値を上回るの鉛が含有されていただけでなく、玩具から脱落した磁石を子ども3人が飲み込んだ事故が発生。これを受けて、中国製玩具約1800万個の自主回収を行った。
これに対して、中国の製品安全監視当局は8月27日、「自主回収された1800万個のうち85%は、マテルの設計上の欠陥が問題で、中国の製造メーカーが使用した塗料が含まれる鉛が危険だとして回収されるのは全体の15%のみだ」と反論した。
欧州委員会(European Commission)は前週、玩具の安全性に対する規制を新たに設けるとの見解を示している。(c)AFP








