2007年8月21日、ワシントンD.C.(Washington, DC)で記者会見する銀行住宅都市委員会のクリストファー・ドッド(Christopher Dodd)委員長。(c)AFP/Getty Images Chip Somodevilla
【8月22日 AFP】21日の米株式市場は、連邦準備制度理事会(FRB)の動向をめぐって市場の思惑が交錯し、ダウが反落、ナスダックは続伸で引けた。ダウ工業株30種平均は前日比23%安の1万3090ドル86セント、一方、ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数は0.51%高の2521.30で終えた。S&P500種株価指数は1447.12ポイントとなった。
■FRB議長、上院銀行委員長、財務長官と会談
米上院の銀行住宅都市委員会のクリストファー・ドッド(Christopher Dodd)委員長(民主党)は21日、FRBのベン・バーナンキ(Ben Bernanke)議長およびヘンリー・ポールソン(Henry Paulson)財務長官と三者会談を行った。
会談後の記者会見でドッド議員は、バーナンキ議長とポールソン財務長官が「市場の機能維持に向けた措置を行う準備がある」と断言したことを明らかにした。またバーナンキ議長は、経済市場の混乱の原因となっている住宅市場と信用収縮の問題について、「金融不安の回避に向けて万全の措置を講ずる」とも述べたという。
一方、投資家がリスク水準を見直す状況下、ポールソン財務長官は危機の緩和に自信を示した。ニュース・ビジネス専門放送局CNBCに対し、「米国の経済成長は市場の混乱によって落ち込むと予想されているが、世界経済は好調である」と強調した。
■信用収縮の回避措置は好感、しかし世界の市場は不透明
続く信用収縮問題を反映して、FRBはオーバーナイトのレポで金融市場に37億5000万ドル(約4285億円)を供給し、これにより9日からの供給額は計1010億2500億ドル(約11兆5700億円)に上った。こうしたFRBによる信用収縮の回避措置は市場にが好感されたが、米住宅市場の不調が続くとの懸念も浮上した。
一方、欧州株式市場は大方続伸し、英FTSE百種総合株価指数は0.12%高の6086.10ポイント、独DAX30種株価指数も0.23%高の 7424.75ポイント、仏CAC40種平均指数も0.36%高の5418.78ポイントで引けた。ただし、一部の観測筋によると、2週間に及ぶ株式市場の混乱を受け、反発は見込めないとしている。(c)AFP




