米ワシントンD.C.にある国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)本部ビル(2004年6月29日撮影)。(c)AFP
【8月2日 AFP】国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)のジョン・リプスキー(John Lipsky)筆頭副専務理事は2日、オーストラリアで開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合で、「最近の株式市場の混乱を深刻視しない」との見解を示した。また、世界経済の見通しを下方修正しない意向も明らかにした。
リプスキー理事は、米国の信用度の低い個人向け住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付き問題をめぐる不安感によって、乱高下する株式市場について言及。IMFは数か月前に、信用市場の調整の可能性もあると予測していたことを明らかにした。また、動揺が市場に影響し、リスクに対する忌避感がさらに高まっているとも指摘した。
前週、IMFが発表した2007-8年の経済成長率予測は5.2%だったが、リプスキー理事によるとIMFはそれに修正を加えるつもりはないという。また経済大国の一部に対しては、原油価格高騰の影響もあることから、インフレ圧力に対応するために、金利引き上げも視野に入れる必要があると述べた。(c)AFP