
【7月27日 AFP】インサイダー取引など証券市場における違法行為が増える中国で、当局が取り締りの強化に乗り出した。
27日付の国営英字紙中国日報(China Daily)によると、今年に入ってから株取引における違法行為で46人が市場取引を禁じられた。また、16企業および2つの証券仲介業者が罰金処分を受けたという。
同紙は論説で、「投機的行為がますます蔓延し、証券市場の過熱を助長して、持続不可能なバブル状態に油を注いでいる」とし、「違法な情報漏えいからインサイダー取引、未認可の投資コンサルティング業の開業など、不正行為の幅は広い」と伝えている。
7月に警察当局が「伝説の株取引アドバイザー」を自称するWang Xiejie容疑者を逮捕した事件は、これら不正行為の顕著な例だ。Wang容疑者は未認可で許可証がないにも関わらず、インターネットでコンサルティング活動を行っていた。同容疑者は今年2月以降、登録者数千人に対し株取引の助言を与え、1300万元(約2億円)の利益をあげたとみられている。しかし、Wang容疑者は、自身の活動について複数の国内大手証券のアナリストとしてのものだと主張している。
過熱する株式市場および経済全体の沈静化を図ろうと、中国政府は過去数か月にわたり努力してきたが、前日26日の上海株価指数の終値は4346.46ポイントと最高値を記録。今年序盤からは62%増、2006年からは130%増と大幅に上昇している。
中国日報は今回の取り締まり強化について、巨額の利益を稼ごうと試みる投資家らがより安易な手法に走ることは避けられないとみた規制当局が、監視の強化に踏み切ったものと報じた。同紙は「証券市場の過熱とともに違法行為も増加し、当局の監視は一層厳しくなるだろう」と予測している。(c)AFP








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