2007年3月18日、米カリフォルニア(California)州で開かれたファッションショーに出席したMySpace創始者のブラッド・グリーンスパン(Brad Greenspan)氏。(c)AFP/Getty Images/Michael Buckner
【6月21日 AFP】米メディア大手ダウ・ジョーンズ(Dow Jones、DJ)の買収をめぐって、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のマイスぺース(MySpace)創始者、ブラッド・グリーンスパン(Brad Greenspan)氏が20日、DJ株25%を取得し、議決権を伴わない非支配株主となる意向を正式表明した。
DJに対しては、「メディア王」ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏率いる米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp.)が、5月1日に50億ドル(6100億円)の買収提案を行っている。
グリーンスパン氏は声明で、自らを「DJの非支配株取得を目指す『ジャーナル・インベストメント・グループ(Journal Investment Group)』の代表」とし、19日にDJの取締役会にあてて、ニューズ社の1株60ドル(約7400円)に匹敵する提案を書面で送ったと述べた。
「ダッチ・オークションに類似した方式を採用し、60ドルを最低落札価格として、全株主に公平に入札機会を提供する。これまでに発表されたDJ買収案はどれも、同社固有の資産やブランド価値がもたらす可能性を十分に認識したものとは思えない。われわれの提案は、株主価値を最大化する魅力的な選択肢となる」(グリーンスパン氏声明)
グループ内のほかの投資家の名前は明らかにされていない。
グリーンスパン氏はカリフォルニア大学在学中にマイスペースを設立。マイスペースが2005年にニューズ社に買収された後は、Live UniverseやBroadWebAsiaを設立し、世界中に計7500万人の利用者を持つ30のウェブサイトを運営している。また、「フリーマイスペース(FreeMySpace)というサイトを作り、マードック氏の運営手法を強く批判している。
「ニューズ社の買収からマイスペースを守るため、2005年9月にわれわれが取った対抗措置は、失敗に終わった。もしわれわれの提案が通っていれば、株価は18か月間で40倍以上に上がっていたはずだ。DJの戦略的買収について、同様の価値創出が可能と考えている」
グリーンスパン氏の声明に先だって、DJはニューズ社との買収交渉について取締役会が主導権を持つと発表している。これまで交渉を主導してきたオーナーのバンクロフト一族の内部で利害調整が難航しているためで、足踏み状態だった買収交渉が一気に進む可能性が出ている。(c)AFP
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