【6月13日 AFP】トヨタ自動車は12日、従来のガソリンエンジンの5から10%ほど燃費改善できる次世代エンジンバルブ機構を開発したと発表。

 同社は会見の中で、新機構の採用でCO2を削減、エンジン出力を10%以上向上しアクセル・リスポンスが改良されると述べる。

「バルブマチック(VALVEMATIC)」と呼ばれる新機構は、近々発売予定の2リッターエンジンクラスの新型車に搭載が開始。

 トヨタは当システムについて、吸気バルブリフト量と開閉するタイミングを連続的に制御することで、吸気量を調整していると説明する。

 2007年第1四半期で、ライバルの米国ゼネラルモーターズ(GM)を追い抜き自動車販売台数で世界第1位になったトヨタ自動車は、2010年までに全てのガソリンエンジンとトランスミッションを一新し、排出ガス削減を追求する。(c)AFP