【6月10日 AFP】松下電器産業が、子会社の日本ビクター売却について、音響・映像機器メーカーケンウッドとの交渉を再開したことが9日、明らかとなった。
ビクターは、かつてVHSビデオレコダーのパイオニアとして名を馳せていたが、近年は競争が激化する市場での業績不振が続き、ビクター株の大半を所有する松下の足かせとなっていた。
日経産業新聞と共同通信社は、松下とケンウッドの両社が前週、ビクターの売却について交渉を再開したと報じている。
松下はビクター売却について、米国投資ファンドのTPGに優先交渉権を与え協議を続けてきたが、売却価格をめぐり溝が埋まらず、今回のケンウッドとの再交渉につながった。
伝えられたところによると、経営統合を進めるためにビクターが募集株式(第3者割当:ケンウッド)を発行し、両社を傘下におさめる新会社を設立。この新会社が松下保有のビクター株を取得し統合が進められるものと見られている。またケンウッドの筆頭株主、国内の投資会社スパークス・グループによる投資も見込まれている。
なお、各社からのコメントは発表されていない。(c)AFP
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