【6月8日 AFP】イングランド銀行(Bank of England)は7日、過去6年間で最高水準である現行の政策金利、年5.50%を据え置くと発表した。
金利据え置き時の慣例通り、同行の金融政策委員会(Monetary Policy Committee、MPC)による理由説明はなかった。同委員会の議事録は、20日に発表される予定。
予想通りの決定を受け、英ポンドは対ドルで1ポンド=1.99ドルを下回った。同行は5月、インフレ抑制のため0.25%の利上げを実施している。
前日の6日には、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)がインフレ圧力の高まりを受け、定例買いオペの最低応札金利を0.25ポイント引き上げ、4.00%とした。
7日の据え置き発表は折り込みずみで、大方の市場関係者は7月に追加利上げがあると見込んでいる。12か月にもわたるインフレ圧力で、2007年3月の英消費者物価指数は政府が設定するインフレ目標の上限を突破した。
米調査会社グローバル・インサイト(Global Insight)のエコノミスト、ハワード・アーチャー(Howard Archer)氏は「イングランド銀行の政策金利据え置きは一時的猶予に過ぎず、早ければ7月には0.25%の追加利上げで5.75%に引き上げられるとみている」「利上げが消費を冷え込ませ、住宅市場を鈍らせるとの一時的な兆候があるにしても、金融政策委員会は遅くとも8月までには追加利上げを実施するだろう」と指摘した。
各国中央銀行は短期金利を操作目標としている。一方、長期金利は主に将来のインフレ観測やそれを抑制するために中央銀行が先回りして行なう政策などの市場動向によって決定される。(c)AFP
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