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欧州委員会、全世界でワインの販促キャンペーン実施へ - ベルギー

  • 2007年05月20日 20:53 発信地:ベルギー
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写真はフランス、ブルゴーニュ(Bourgogne)地方のマコン(Macon)で開かれたワインコンクールの会場(2007年4月21日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD

【ブリュッセル/ベルギー 20日 AFP】欧州委員会(European CommissionEC)は、過剰生産と新興ワイン生産国の追い上げに苦しむ欧州のワイン業界を支援するため、世界でワイン販促キャンペーンを実施する計画を明らかにした。ECのマリアン・フィッシャー・ボエル(Mariann Fischer Boel)農業担当委員がAFPに語った。

 フィッシャー・ボエル委員は、ドイツのマインツ(Mainz)で欧州農相会議が開かれる数日前にAFPのインタビューに応じ、「7月4日にワイン業界改革プロジェクトをEU加盟国に示し、大規模な販促キャンペーンを提案するつもりだ。キャンペーンには欧州の外から、誰もが驚く、ある重要人物に参加してもらう」と語った。

 ここ数年、新興ワイン生産国は世界市場への攻勢を強めており、1980年代初頭に1.7%に過ぎなかった世界のワイン輸出に占める割合が、現在では20%以上にまで増えている。
 一方で欧州産ワインは、カリフォルニアやチリだけでなく、オーストラリア、さらには中国などの新興ワイン生産国との競争で市場シェアを落としている。

 葡萄・ワイン国際機構(International Organisation of Vine and Wine
OIV)によると、生産量ではイタリアとフランスがそれぞれ年間約4500万ヘクトリットルで、他の生産国を大きく引き離している。米国の生産量はフランスの半分にも届かず、オーストラリアはわずか1000ヘクトリットルを生産しているにすぎない。

 しかし、問題は生産能力ではなく、ワインの市況を維持することにある。かつてバターなどの農産品で膨大な余剰在庫に苦しんだECは、早急に抜本的な改革をしない限り、ワインでも同じ轍を踏みかねないとの危機感を持っている。

 ECは2006年、慢性的な過剰生産の終結とブドウ農家への補助金削減を目的とする、大規模な改革案を示した。 また同年10月には、苦しい経営が続く域内のワイン農家のリストラやブドウ畑の転換に充てる費用として、ECは4億5000万ユーロ(5億6700万ドル、約736億円)を計上した。EU全体のブドウ畑の12%に相当する40万ヘクタールのブドウ畑の減反や、約5億ユーロ(約817億円)相当の余剰ワインをバイオ燃料の原料にすることなどが対策の柱だ。

 写真はフランス、ブルゴーニュ(Bourgogne)地方のマコン(Macon)で開かれたワインコンクールの会場(2007年4月21日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD
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