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小売店チェーンの拡大続く、苦戦強いられる伝統的な小規模業者 - インド

  • 2007年05月20日 10:58 発信地:インド
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写真は8日、ニューデリーのBig Appleで買い物中の顧客と販売員。(c)AFP/Findlay KEMBER

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【ニューデリー/インド 20日 AFP】店舗をこうこうと照らす明かりと蛍光色の派手な彩り――首都ニューデリー(New Delhi)では、近代的な小売チェーン店が相次いで開店し、伝統的な家族経営の小規模店舗から顧客の足が遠のいている。急速な変容を遂げている国内経済を反映している。

■1キロごとに1店舗、2010年予測

 人口1400万人のニューデリーは、2004年時点では5キロごとにスーパー1店舗が存在したが、あるコンサルタント会社の見積もりによると、2010年までには1キロごとに1店舗の割合に増加するという。

 仕事を持つ既婚女性、Kriti Pallavさんは、地元の食料雑貨店での買い物をやめ、開店したばかりのコンビニエンスストア「Big Apple」に通い始めた。空調設備が整っていることと、夜遅くまで営業していることが理由だという。コンピュータ化されたレジで会計の順番を待ちながら、Pallavさんは次のように語る。
 「こんな風に買い物ができるのは新鮮で有り難いこと。地元の店と違い、ここではうるさく値切る必要もない。商品の質も高く、全体的に衛生管理が徹底している」

 Big Appleを経営するExpress Retail Servicesは、過去2年間にニューデリーで22店舗をオープンしており、2007年中に店舗数を約5倍に増やす計画だという。扱う商品は、食品から化粧品までと幅広い。

 同社のMunish Hemrajani氏は、「今年中にニューデリーで100店舗開店する予定。開店資金として、すでに約10億ルピー(約29億7600万円)を確保している」と語る。

■チェーン拡大は全国的な傾向、地元小売業者からは抗議の声も

 小売店チェーンの拡大傾向は、首都圏だけにとどまるものではない。

 4月には、小売業向けのコンサルティングサービスや調査研究を行うKSA-Technopakが「現在75億ドル(約9083億円)の小売店チェーンの年間売上げが、2010年までに215億ドル(約2兆6038億円)に達する」と発表した。

 だが、近代的なスーパーの出現が与える影響は好ましいものばかりではない。伝統的な小売業者が打撃を受けているためだ。

 今月12日、東部ジャルカンド(Jharkhand)州の州都ランチー(Ranchi)では、「リライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries)が全国展開を進めるチェーン店が地元露天商の生活を脅かす」と訴える青果販売業者5000人が暴徒と化し、「リライアンス・フレッシュ(Reliance Fresh)」3店舗を破壊する騒ぎがあった。警察当局によると、世界最大手の小売業者、米ウォルマート(Wal-Mart)のインド版を目指すリライアンス・インダストリーズに対し、暴力的な抗議活動が行われたのは初めてだという。

 写真は8日、ニューデリーのBig Appleで買い物中の顧客と販売員。(c)AFP/Findlay KEMBER

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