写真はワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会(2006年3月26日撮影)。(c)AFP/Karen BLEIER
【ワシントンD.C. 14日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee、FOMC)で金利政策に関する討議を開始する。
■据え置きか引き下げか
経済評論家らは、2006年6月以降5.25%に据え置かれたままの金利には今回も変化がないと予測するが、米国経済が減速する中、微調整の可能性も取りざたされている。会合後に発表されるFRBの声明で、今年中の利下げ踏み切りに言及される可能性もある、と一部の専門家は見る。
米国の2007年第1四半期の国内総生産(GDP)成長率は1.3%にとどまった。4月の新規雇用も、8万8000人と低水準だった。
■FRB声明内容に多少の変更も
ドイツ銀行(Deutsche Bank)のエコノミスト、Joseph LaVorgna氏は「労働市場は冷え込んでいるが、まだFRBがそれを深刻にとらえるほどではない。FOMCの声明で実質的な変更はない」と見る一方で、「第1四半期に続き、第2四半期も米経済の低成長が続く可能性があるため、微調整の可能性も排除できない。いずれにせよ、9月には金融緩和政策を期待したい」と語る。
一方で、金融市場は金利引き下げを期待しすぎていると述べる専門家もいる。バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)投資戦略グループのLynn Reaser氏は「金利引き下げへの期待が市場で高まっているが、インフレと戦う姿勢を強調するFRBが、直ちに引き下げに応じる可能性はない」と予測する。
写真はワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会(2006年3月26日撮影)。(c)AFP/Karen BLEIER