写真は、メルボルン(Melbourne)にあるTullamarine空港の滑走路に駐機するカンタス航空機(2006年12月14日撮影)。(c)AFP/William WEST
【シドニー/オーストラリア 6日 AFP】カンタス航空(Qantas Airways)は6日、企業連合エアライン・パートナーズ・オーストラリア(Airline Partners Australia、APA)によるカンタス航空の買収は失敗に終わったと発表した。
カンタス航空の経営陣は、マッコーリー銀行(Macquarie Bank)などが主導するAPAによる買収提案を受け入れるよう株主に強く呼びかけていたが、買収が失敗したことで、今後の計画を白紙に戻して検討することになると述べた。
「5月4日、APAは午後7時の期限までにカンタス航空株の少なくとも50%を取得できなかったと発表した。これによりAPAの提案を先に進めることは不可能になった。APAは規則に従い、この週末にいくつかの不服申し立てを行っているが、カンタス航空の役員会としては今回の買収提案は失敗したと認識している」と同航空会社は声明を発表した。
APAによる総額111億豪ドル(約1兆1000億円)の買収提案は、4日午後7時の期限までに過半数の株式を集めることができなかったが、その数時間後、大量のカンタス航空株を保有する米国の株主が限定的ながら買収支持に回り、APAは50.6%の株式を集めていた。
だが、オーストラリアの買収監督委員会は6日、期限後の提案受け入れは認められず、同航空の買収手続きは有効に終了していたとの判断を示し、「APAの申請について手続きを開始しないことを決定した」とする声明を発表した。
APAは買収監督委員会の決定に対し不服申し立てを検討すると述べていた。
写真は、メルボルン(Melbourne)にあるTullamarine空港の滑走路に駐機するカンタス航空機(2006年12月14日撮影)。(c)AFP/William WEST