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ダウ社の株式、買収提案公表前に「不審な」取引の疑い - 米国

  • 2007年05月06日 12:27 
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写真は1日、ニューヨーク中心部のグランドセントラル駅(Grand Central Terminal)で販売されるウォールストリート・ジャーナル。(c)AFP/Stan HONDA

【ニューヨーク 6日 AFP】「メディア王」ルパート・マードック (Rupert Murdoch)氏率いる米大手メディア、ニューズ・コーポレーション(News Corp)による新聞大手ダウ・ジョーンズ(Dow Jones)の買収をめぐり、買収提案の発表前に不審な取引があったとして、関係当局が調査を始めた。ダウ・ジョーンズ発行の米有力紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)が5日、報じた。

 ダウ・ジョーンズの広報担当者は、同社がニューヨーク連邦高等裁判所から文書提出命令を受け、米証券取引委員会(SEC)の取り調べを受けたことをウォールストリート・ジャーナルに明らかにした。広報担当者は「この件に関し、当局にあらゆる協力をする」と述べたという。

 一方、ニューズ・コーポレーションもニューヨーク連邦高等裁判所とSECから文書提出命令を受けた事実を明らかにした。同社は当局の捜査に「全面的に」協力するとしている。

 ダウ・ジョーンズの取締役会がニューズ・コーポレーションから50億ドル(約6000億円)規模の買収提案を通知されたのは2週間ほど前だが、この提案が公表されたのは1日。

 ダウ・ジョーンズの株式コールオプション(同社株を将来買う権利)取引の出来高は4月下旬に上昇した。第一四半期を通してそれまで1日7000枚前後で推移していたコールオプションの出来高が1万枚以上に増加したとウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

 一部のオプショントレーダーは、この買収提案の報道がダウ・ジョーンズ株を一気に57%上昇の約57.28ドル(約6880円)まで押し上げたことで大きな利益を手にした。

 ダウ・ジョーンズの取締役会は週初め、この提案に応じない方針を発表した。過半数の同社株式を保有するオーナー一族、バンクロフト(Bancroft)家が取締役会に買収提案を受け入れない意向を示したことが理由とされる。

 写真は1日、ニューヨーク中心部のグランドセントラル駅(Grand Central Terminal)で販売されるウォールストリート・ジャーナル。(c)AFP/Stan HONDA

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