写真は5日、総会に合わせて開かれたASEANプラス3財務相会議の合同記者会見で質問に答える尾身財務相(左)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【京都 5日 AFP】抜本的な改革を模索するアジア開発銀行(Asian Development Bank、ADB)は、一方で、「地域の最貧国を見捨てるな」というプレッシャーを受けながら、5日から協議に入った。
京都で開かれた金融協力の道筋を探る第40回年次総会の会議に出席した各国のADB総務は、ADBの抜本的に改革する必要があるとしたうえで、その方法については意見の相違があることを認めた。
「現在の指針を修正しなければ、ADBは新しいアジアでまったくの時代後れになってしまう恐れさえある」とインドネシアのADB総務、スリ・ムルヤニ・インドラワティ(Sri Mulyani Indrawati)氏は述べた。
急速な経済成長が続くアジアでは2020年までに、この地域に蔓延する絶対的貧困が一掃されるとみられており、アジア開発銀行(ADB)は新しい役割を模索している。日本の尾身幸次財務相も「ADBは生まれ変わる必要がある」と付け加えた。
しかし、ADBが道路建設や通信に軸足を移すならば、アジアの最貧国が見捨てられるのではないかという懸念をもつADB加盟国もある。アフガニスタンとインドは、ADBは設立当初の目的を忘れるべきではないと呼びかけている。
写真は5日、総会に合わせて開かれたASEANプラス3財務相会議の合同記者会見で質問に答える尾身財務相(左)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA