写真はクアラルンプール(Kuala Lumpur)で、基調演説を行うマンデルソン委員(2006年5月17日撮影)。(c)AFP/TENGKU BAHAR
【シンガポール 5日 AFP】欧州連合(European Union、EU)と東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations、ASEAN)は4日、自由貿易協定(FTA)の締結交渉を始めることで合意した。
ブルネイの首都バンダルスリブガワン(Bandar Seri Begawan)で開かれた経済閣僚会議後、オン・ケンヨン(Ong Keng Yong)事務局長はAFPの取材に対し、「今後は共同作業委員会を設置する予定となっている。EUとASEANの全加盟国とが一体となって議論を進めることで了解が取れている。ミャンマーを含め、どの国もこの交渉過程から除外されることはない」と述べる。軍部が政権を握り、人権侵害状況が指摘されるミャンマーの取り扱いについての両者の意見の相違はひとまず脇に置く形となった。
ASEAN、EU間の2005年の貿易額は約1370億ドル(約16兆4700億円)に上り、FTAが成立すれば人口10億人をカバーする世界最大規模のものとなる。
欧州委員会のピーター・マンデルソン(Peter Mandelson)通商担当委員の顧問は、「ASEANとEUの間には、ミャンマー国内の政治的抑圧状況と人権侵害への懸念という障壁があったが、この合意は両者の連携関係構築に向けた重要な一歩となった。」と述べる。
正当な政府への移行プロセスにおける進行状況の懸念とアウン・サン・ス-・チー(Aung San Suu Kyi)史の解放を求め、EUは4月にミャンマー政府に対する経済制裁をの1年延長を決定していた。
写真はクアラルンプール(Kuala Lumpur)で、基調演説を行うマンデルソン委員(2006年5月17日撮影)。(c)AFP/TENGKU BAHAR