【マカオ 1日 AFP】特別行政区マカオ(Macau)で1日、暴徒化したメーデー(May Day)集会の参加者と警官隊の小競り合いが発生し、機動隊が空に向けて威嚇射撃する騒ぎとなった。マカオで住民が暴徒化するのは異例の事態。
同日の集会には1000人以上が参加し、労働者不足や労働条件に対する抗議活動が行われたが、デモ隊が行進ルート沿いに引かれた非常線を突破したため、機動隊が「発砲」した。発射音は当初、競技用ピストルの音だと思われていた。
デモ隊はその後、集会を見物していた住民らの声援を受け、政府関連施設に向かって行進を開始。
目撃者の話によると、警棒を振りかざした警官がデモ参加者数人の髪をつかんで集団から引きずり出し、よろめいて顔に傷を負った男性参加者もいたという。
警官隊が発射したのは実弾だとする目撃証言も複数ある。Jose Pereira Coutinho議員は「競技用ピストルの音がどんなものかは知っているが、機動隊が発射したのは空砲ではない」と語った。
デモ参加者らは当初、カジノ・ブームの好況に乗ってマカオに大量流入する不法就労者を取り締まる法律の施行を要請し、平和的にデモを行っていた。ところが、何厚カ(Edmund Ho)行政長官が最近死亡した父親の追悼式を開いていた遺体安置所に差し掛かった途端に、雰囲気が一変。デモ隊は「何厚カは辞任せよ」とのスローガンを叫び、排除に当たった警官隊と小競り合いになった。
写真は同日、空に向かって銃を発射する警官(右)。(c)AFP/Ted ALJIBE

