写真は同日、都内の日銀本店で記者会見する福井俊彦日銀総裁。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
【東京 27日 AFP】日本銀行は27日、半期ごとのインフレ予測を発表し、2007年度のインフレ予測を0.1%に下方修正する一方、2008年度については予報値を0.5%に引き上げた。日銀は2月にも2007年度のインフレ予測を事前の0.8%から引き下げていた。
消費者物価のインフレ率が事前予測を下回った主因として、原油価格の下落によるものと説明。今後のインフレ率については、原油価格の動向次第で短期的にはゼロ%近辺で推移すると見込む一方、その後長期的には徐々に上昇が見込まれるという。
一方、総務省は同日、3月の全国の消費者物価指数が0.3%下落したと発表。消費者物価指数の下落は2か月連続で、下落幅は事前予測を上回った。
政府発表を受けて日銀は、デフレ圧力が残る中、政策金利の0.5%据え置きを発表している。日銀は2006年7月、5年ぶりにゼロ金利政策を事実上解除。その後、2月に追加の利上げを行っていた。
エコノミストらは、「物価の上昇力が弱い状況で超低金利を継続すれば、将来的に悪影響を及ぼす懸念があるため、日銀は年内に1、2回の利上げに踏み切る可能性がある」と見ている。
写真は同日、都内の日銀本店で記者会見する福井俊彦日銀総裁。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO