写真は、富士山を背にした新宿副都心の高層ビル街(2002年12月27日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【東京 11日 AFP】世界各地で原子力発電の再評価が進む中、日本の大手商社、三菱商事は11日、カナダでウラン探鉱プロジェクトに参画すると発表した。
三菱商事が100%出資する三菱デベロップメント社(Mitsubishi Development Pty)とカナダのキャンアラスカ・ウラニウム社(CanAlaska Uranium)は共同で、カナダ北西部のアサバスカ盆地(Athabasca Basin)でウラン探鉱プロジェクトを行なうことで合意した。
アサバスカ盆地は世界の一次ウラン生産量の約30%を産出している。
三菱はこのプロジェクトに約1100万カナダドル(約960万米ドル、約11億4400万円)を投じ、三菱デベロップメント社とキャンアラスカ・ウラニウム社は同プロジェクトの権益を50%ずつ持つ。
三菱商事はプレスリリースで、世界的にエネルギー需要の大幅な伸びが予想されており、温暖化への悪影響が少ないと思われる原子力発電を再評価する流れが生まれている。本プロジェクトはウラン精鉱の安定供給を目指すものであり、地球温暖化防止にも貢献するもの、と述べた。
米国は原子力発電所の新規建設凍結を解除しようとしている一方、日本では安全性に対する根強い国民の不安感が新規開発を妨げている。資源に乏しい日本は電力の30%を原子力でまかなっている。年間のウラン消費量は8700トン。
日本はほとんどすべての原油を中東から輸入している。
写真は、富士山を背にした新宿副都心の高層ビル街(2002年12月27日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA


