写真は3月30日、東京・六本木の「東京ミッドタウン」でオープンを待つ人々。(c)AFP/Toru YAMANAKA
【東京 11日 AFP】2月の機械受注が予想を上回る落ち込みを示したことが、11日に明らかになり、景気回復の鍵となる国内設備投資の見通しに暗い影を落としている。
内閣府の発表によると、前月までの4か月間で合計10%の上昇を示していた国内の「船舶・電力を除く民需」は、1月比で5.2%も減少した。受注は1月にも3.9%上昇していたため、市場は2月の落ち込みを0.2%程度と予想していたが、結果はそれを大きく上回った。さらに2月は、前年同月比でも4.2%の減少。それに対し、1月は前年同月比2.6%の上昇だった。
一方、海外からの受注は2月に23.5%と急増し、前年同月比でも15.6%上昇した。これにより、2月の国内外の受注合計は総額で5.5%の上昇、前年比6.2%の上昇となった。
機械製造業関係者らは、今年1月から3月の受注は、前年10月から12月に比べ2.2%上昇すると見ている。
■民間設備投資計画は「強気」
国内の受注が低迷するなか、専門家らは企業の設備投資計画は依然として強気であると指摘する。
今月発表された日銀の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業による2007年度の設備投資は2.9%拡大すると予想している。
受注の落ち込みは、日銀の利上げ時期には影響しないと専門家らはみているが、最近の消費者物価の落ち込みを受け、利上げのタイミングについては見方が分かれている。
なお、輸出は好調で、2月の経常黒字は予想を上回る4.9%の上昇を示し、史上2位となる2兆4180億円に達した。
写真は3月30日、東京・六本木の「東京ミッドタウン」でオープンを待つ人々。(c)AFP/Toru YAMANAKA