写真は、東京都中央卸売市場で、牛肉をチェックする牛肉販売業者(2006年7月26日撮影)。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO
【東京 6日 AFP】農林水産省は6日、狂牛病発生後に実施された安全規定に違反したとして、新たに1か所の米食肉工場に対して、日本への牛肉の輸出を禁止する措置をとることを発表した。
安全規定違反が見つかったのは、3月下旬に神戸港に陸揚げされた牛タン4箱(24キログラム、約53ポンド)。農林水産省は、出荷元である米国の食肉加工会社カーギル(Cargill)社がカンザス州ドッジシティ(Dodge City)に所有する工場1か所からの輸入を停止する方針だ。
問題の牛肉には、スペイン語のラベルが付けられていたが、月齢は表示されていなかった。日本に輸入できるのは、月齢20か月以内に食肉処理された牛肉に限られている。
しかし、農林水産省は「輸入停止措置は、工場ごとに判断すべき」として、米国産牛肉の全面輸入禁止措置を行なう考えはないと述べている。日本政府は、4月末に安倍晋三首相の訪米を控え、全面的な輸入停止は避けたとの見方もある。
農林水産省によれば、米食肉工場が同様の措置を受けるのは、米国産牛肉の輸入禁止措置が解除された2006年7月以来で、3度目となる。安倍首相の訪米中に、米国が輸入制限の緩和を求め、圧力を強める可能性もある。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は3月、日本と韓国に対し、米国産牛肉の輸入禁止措置を解除するよう求めた。
写真は、東京都中央卸売市場で、牛肉をチェックする牛肉販売業者(2006年7月26日撮影)。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO