【東京 2日 AFP】日銀が2日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)によると、過去2年連続で改善を記録していた主要製造業の景気判断が、4半期ぶりに悪化。大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス23で、2006年12月25日の前回調査を下回った。
米経済の減速や、最近の不安定な金融市場動静、円の先行き不透明さなどを反映したとみられる。市場予想値はプラス24だった。
DIは、景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。
明るい材料としては、主要非製造業がプラス22で、市場予想値(プラス20)に逆らって前回調査と同じ安定ぶりを示した。
6月に実施する次回調査では、大規模製造業のDIがさらに下がってプラス20となる一方、非製造業はプラス23に伸びると予想される。
同調査では、日本経済が10年にわたる不況を脱却する原動力となった新規設備投資計画に対し、慎重な企業の姿勢もうかがえる。
写真は、日銀の外観。(2007年1月17日撮影)(c)AFP/Yoshikazu TSUNO