写真は、多忙な飼い主のためにペットの面倒をみるドッグセンターで遊ぶイヌ。(2003年1月30日撮影)(c)AFP/Robyn BECK
【モントリオール/カナダ 25日 AFP】ネズミ駆除用の化学物質が混入していた疑いのあるペットフードを食べたペット少なくとも14匹が死亡した事件で、このペットフードを製造・販売する、メニューフーズ(Menu Foods)は24日、商品の自主回収拡大を発表した。
米食品医薬品局(Federal Drug Administration、FDA)や報道機関の調査が発表された後も、一部の缶詰・袋詰めなどの水分を含むペットフードは、店頭での販売が続けられている。トロント(Toronto)に本社を置くメニューフーズは、すべての小売店に対し、www.menufoods.comに掲載されるすべての種類のペットフードの店頭からの撤去を、その製造日にかかわらず、要請する」と声明で発表した。また同社は、「顧客が自主回収の対象となる商品を購入する懸念」を示している。
さらに声明は、「回収対象以外の製品については、危険性は確認されていないが、最大限の注意が払われている。FDAに自主回収の詳細は伝えてある」と続く。
メニューフーズは前週、同社の製品を食べたペットが病気になったり死亡したという報告を受け、米国で製造され95のブランドで販売されていた缶詰および袋詰めのペットフード6000万点の自主回収を決定したばかり。
ニューヨークの科学者らは23日、混入していた毒物がネズミ駆除用の化学物質「アミノプテリン」と呼ばれるものであることを確認している。同化学物質は人体に対しては発ガン性を持ち、出生異常をもたらす可能性がある。ネコやイヌには腎臓の疾患をもたらす。
メニューフーズのPaul Henderson社長は23日、同社のペットフードを食べたことで死亡したり病気になったペットについての補償をすると発表した。 毒物混入の経緯については不明という。
米テレビ放送局ABCのニュース番組は、ペットフードの材料に使われた、中国から輸入された小麦粉に毒物が含まれていたと報道している。
米国およびカナダでは、この騒動で死亡したペットをめぐり既に複数の訴訟が起こされている。
写真は、多忙な飼い主のためにペットの面倒をみるドッグセンターで遊ぶイヌ。(2003年1月30日撮影)(c)AFP/Robyn BECK



