写真は12日、全国人民代表大会(全人代、National People’s Congress)に出席する薄商務相(左)と周総裁(右)。(c)AFP/Frederic J. BROWN
【北京/中国 12日 AFP】中国人民銀行(中央銀行)は12日の声明で、2007年度の金融政策を発表した。人民元(yuan)の為替レートについて、「適応可能かつ均衡な水準で、相場の基本的安定を維持する」との方針を示し、そのために「管理された変動為替相場の改革を進め、柔軟性を高める」と表明した。
金利については、金融政策に柔軟に対応するよう改革するとしている。
声明発表に続いて記者会見を開いた周小川(Zhou Xiaochuan)同銀総裁は、対米貿易などで生じている不均衡を是正するには時間が必要だと指摘。
「不均衡は確かに存在するが、調整政策の効果が出るにはしばらく時間がかかる」と述べるとともに、中国の輸出コストが人件費と社会保障費の増大で圧迫されている点に言及した。
国営中国証券報(China Securities Journal)は先に、薄熙来(Bo Xilai)商務相が、「われわれは前年の貿易黒字が比較的大きく、マクロ経済の観点から、削減の必要性があることを認識している」と語り、不均衡是正に向けさまざまな政策を検討していると述べたと報道している。
政府発表によると、中国の2006年の貿易黒字は、前年比74%増の1775億ドル(約21兆円)だった。
写真は12日、全国人民代表大会(全人代、National People’s Congress)に出席する薄商務相(左)と周総裁(右)。(c)AFP/Frederic J. BROWN