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インサイダー取引で17億円、摘発の陰には「技術革新」 - 米国

  • 2007年03月12日 11:15 発信地:米国
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写真はUBSのロゴ(2006年9月7日撮影)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI

【ワシントンD.C./米国 11日 AFP】ニューヨーク・ウォール街(Wall Street)のトレーダー、Erik Franklin氏は株取引で定期的に数千ドルの利益を上げてきた。有望株の見極めについては幸運に恵まれてきた彼だが、今月1日でその幸運には見放されてしまったようだ。

 米連邦地検はこの日、UBS証券に勤める友人から内密に株式情報を得ていたとして、インサイダー取引で彼を逮捕した。同時に、UBSのMitchel Guttenberg常務取締役ら8人と、以前モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)の顧問弁護士をしていた1人を含む弁護士2人なども摘発。関係者が不正に得た利益は1500万ドル(約17億円)を超えるとされ、1980年代にインサイダー取引で有罪判決を受け、映画「ウォール街」のモデルにもなったアイバン・ボウスキー(Ivan Boesky)氏の事件以上と報じられている。

 インサイダー取引の歴史は、株式市場の歴史と同じくらい長い。対する取り締まりは、21世紀に突入して飛躍的に強化されつつある。

 米証券取引委員会(SEC)は、この10年でコンピューター技術が発達したことが、連日数十億規模の取引が行われる米市場の監視に一役買っていると指摘する。新たな監視プログラムの開発も進んでおり、中には疑わしい株取引を発見して担当者に知らせる自動巡回システムもある。

 「洗練された自動プログラムが、市場データの調査から比較、分析までやってくれる」と話すのは、SECで今回の事件を調査しているRobert Kaplan氏。隠れてインサイダー取引を行うとしても、コンピューターの電子捜査網から逃れることは不可能であると述べている。

 写真はUBSのロゴ(2006年9月7日撮影)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI

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